otopa記

真実を探し求めて

護りと縛り

f:id:otopaki:20171112212544j:plain

「5時までに帰って来い。」
これは私が高校を卒業するまでの門限でした。
 
 
 
その他にも
 
「家族外の旅行、外泊厳禁。」
 
「洋服は紺白が望ましい。ロゴ・文字入りは全てダメ。」
 
「髪の毛は染めてはいけない。」
 
「漫画は読んではいけない。」
 
「テレビは夜9時まで。」
 
などなど、私が子供の頃に父が決めた我が家の主な約束ごとでした。
 
髪の毛や洋服に関しては私たちがいい大人になっても、嫁いでからも指摘していました。(笑)
 
 
 
護られている気がしていたのか、叱られるのが怖かったのか、文句を言いながらも、私は父の言いつけに、忠実に従っていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
姉に対して父はどこか甘く、私から見て父の縛りが緩いようにも思われました。
 
姉は、幼い頃から見た目も人当たりも良く、甘え上手な性格でしたので、父は可愛かったのだと思います。
 
実際、姉の高校生の時の証明写真の余りを、スーツの胸ポケットにいつも忍ばせていましたから。多分外で自慢していたのでしょう。
 
細かいことではあまり叱られていませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
末の弟もまた、待望の男の子で、可愛がられて育ちました。
 
私も弟が生まれたことをとても喜びました。
 
本当に可愛くて仕方なかったです。
 
母も末っ子の弟をとても可愛がりました。
 
弟は両親に溺愛されました。
 
とても甘やかされていたと思います。
 
 
 
 
 
 
 
私が生まれた日、3人目も女の子と聞いて、父は顔も見ずにがっかりして産院から帰って行ったそうです。
 
父は、ことのほか私に厳しく言葉遣いや様々な面で躾けられました。
他の子と同じことをしても私はキツく叱られました。
 
時に理不尽な叱られ方も。
 
小さい頃は、よく一人で泣いていました。
 
それをどこか不公平に思ったり、あまり愛されず、嫌われているのではないかと疑ったこともありました。
 
 
 
 
 
しかし親の厳しい教えのおかげで、横道にそれることなく生きられました。
 
そしてRAPTさんの書いてくださったブログのお陰で、神様に出会い幸せを得ることができました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
神様は一見、悲しむべき事象の中にも、長い時間をかけて結果として、私たちに多大な益をもたらしてくださいます。
 
一見縛りや父の傲慢のように思えた言動でさえも、実は護られ、導かれるという幸せの中で、安全に生きる自由を、私に与えていました。
 
 
 
 
その頃はいつも寂しかったですが、今にして思えば、父の気持ちがどうであれ、
 
すべては父を通して神様に護られていたのだと、神様にはもちろん父にも感謝することができます。
 
教えや、耳の痛い諭しに忠実に従うことは、無駄のないまっすぐな道を進むことにつながります。
 
 
 
 
 
これらのことを、聖書と御言葉の中で、神様とラプトさんが私に学ばせてくださったのです。
 
 *〜・・・・・・・・・・・・・・・〜*
 
 
箴言 6章20節~23節
 
わが子よ、父の戒めを守れ。
母の教えをおろそかにするな。
それをいつもあなたの心に結びつけ
首に巻きつけよ。
 
それはあなたの歩みを導き
あなたが横たわるとき見守り
目覚めればあなたに話しかける。
戒めは灯、教えは光。
懲らしめや諭しは命の道。

 
*〜・・・・・・・・・・・・・・・〜*
 
 
 
この聖句を読むと、神様が様々な人を通して私たちを育んでくださり
寂しかった子供時代にも神様の深い愛に包まれていたのだと知り、涙が溢れます。
 
 父とは神様であり、母とは聖霊様です。
 
また実際の父母を通して神様が私たちを、導いてくださっていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
ここに手帳に書き留め和訳し、時折読んで力にしていた祈りの詩があります。
(まだ私が信仰を持つ前のことです。)
 
 
 
 
  「応えられた祈り」(作者不詳)
 
 
功績を立てようと
神様に権力を祈り求めたのに
謙遜して学び従うようにと
弱点を与えられた
 
より大きな事を成そうと
健康を祈り求めたのに
より良い事をするようにと
病を与えられた
 
幸福になるようにと
富を祈り求めたのに
賢くなるようにと
貧しさが与えられた
 
人々の賞賛を得ようと
力を祈り求めたのに
神様に立ち返るようにと
もろさを与えられた
 
人生を楽しもうと
あらゆるものを祈り求めたのに
あらゆるものを楽しむようにと
すべてに感謝する心を与えられた
 
祈り求めたものは
何一つ与えられなかったのに
実は 私が本当に望む
すべてのものが与えられていた
 
神様は私の無知な祈りにもかかわらず
私の言葉にならなかった祈りは応えられ
どんな幸せ者よりも
最も豊かな祝福をくださった
 
end
 
 
 
 
 
 
 
 
神様はいつも、私たち人間の考えの及ばない方法で、良いものだけを与えてくださいます。
 
それに、私たちが敏感に気づき、何があっても感謝することができますように。
 
 
 
 
 
 
 
神様、眼に見えない溢れるあなたの愛にいつも感謝できますように。